18きっぷの旅 惜別くりでん編
今日は珍しく連投でいきます。
24日の東京旅で18きっぷが5回分余ったので、最後のくりでんの旅に出かけることになりました。
早いうちに予定を立てて参加者を募集しようと思っていたのですが、前回の旅の疲れとバイトの疲れが邪魔して…
結局一人で出発です。
それではドラキュラおじさんが送る
「惜別くりでん・みちのくひとり旅(?)」
お楽しみ下さい。
実行日は参加者の都合を聞いて変更していたのですが、結局は廃止の1日前の3月30日になりました。
朝5時半に起床し、塩釜駅へ向かいます。

6:16 塩釜を発つ。
最初のランナーはE721系です。

通常タイプの車両にも初めて乗りましたが、放送が自動放送(首都圏タイプ)になっていたり、ドア上にLED表示が付いていたりと、車両の水準が東京にぐんと近くなったように感じました。
そして何事も無く石越で下車。
くりでんを見に来るのは4度目ですが、今日は廃止を控えているせいか、何ともさみしい感じがします。

ホームに出るといつものようにKD95型がお出迎え。

この角度からはよく見えませんが、Oh!バンデス号でした。
車両の横には「さよならくりでん90年」の横断幕が掲げられています。

数分後、短い警笛を鳴らして列車は石越駅を発車。
いよいよ最後のくりでんの旅に出発です。
廃止を目前にしたこの日は、平日の朝なのにかなりの人が乗りこんでいました。
若柳からはNHKのカメラマンが乗り込んできてインタビューを撮っていましたが、私のところには回ってこず…。
まぁ受け答えも下手なので、回ってきたら困惑しますがね^^;。
列車は小雨の中、通いなれたレールの上をガタゴトと進んでいきます。
車両もJRのものよりもひとまわり小さく、レールも規格が低いのでゆらゆら揺れて走っていますが、こんな事が体験できるのは宮城県でもくりでんだけです。
そして3つ目の有人駅・栗駒で下車。


列車の出た後のホームは、雨ということもあってガラガラです。
待合室は大きく、ベンチが6個にテーブル2個、ストーブが1個置いてあります。
また、片隅には伝言板や落し物の黒板が設置されているなど、何かと懐かしい雰囲気でした。
外は雨からみぞれに変わり冷え込んできましたが、意外と駅舎の中はストーブ1個でも割と暖かく、ベンチに座ってじっとしていればそれほど寒くありませんでした。

しばらくして上り列車も到着。
昔はM15型とかがこの窓から見えていたんだよなぁ…としばし想う。
――私が「くりでん」を知ったのは95年。
栗原電鉄からくりはら田園鉄道に変わった時です。
当時新聞に連載の特集が載っていて、「なんだこの肌色の電車は?どこのだろう??」なんて思ってましたが、近いうちに乗りに行こうと両親にせがんで連れて行ってもらったのです。
しかしその時はすでに「栗電」は「くりでん」になっていました。
新聞で見た肌色の電車ももう走っておらず、残念に思っていたのを今も覚えています。
ここからは寒い中、駅を出てコンビニを探しつつ鉄橋を見てきました。

栗駒駅外観。堂々とした感じが見て取れます。
駅を出て、そのまま直進して左に曲がり、大きい道路を進んでいきますがコンビニはありません。
さらに突き当たりで曲がってしばらく歩くと、道路橋と並んで橋が見えてきます。

それがこの鉄橋。

名前は分かりませんが、撮影ポイントとしては結構人気があったのではないでしょうか…。
私はもう寒さでガクガクだったために待てませんでした。
帰りにスーパーで食料調達。マリービスケットとかがなぜか安かったです。
ここではパンとジュース、マリービスケットを購入。
栗駒駅に帰還して10:21発の列車を待ちます。
待っている途中にちょっと遊びで撮ってみました。

模型と実物(…はありませんが、一応実物ですね)のコラボ。
特に深い意味はありませんが、最初で最後です。
そして列車が入線。KD10型です。


今まではずっとKD95型だったので、これも最初で最後の乗車になりますね。
車内はロングシートで、モケットはクリーム色です。
やはり移転してきただけあって、KD95型とは仕様が異なります。

運転席の作りは似ているようでした。
そして出発。
2軸車(レールバス)のジョイント音は「ゴットン、ゴットン、ゴットン…」という風に独特のリズムになっています。
あとボギー車ではないので車両の揺れがさらに激しくなってました。
また乗務員は各車両に一人ずつ配置され、乗り降りの誘導や運賃精算をしていました。
そうこうしているうちに列車は終着駅の石越に到着。
グッズ販売で賑わうホームから列車は引き返していきました…。
グッズ販売では金がなかったので乗車証明書のみを購入。
11:58の一ノ関行きが来るまでしばらく待ちます。
そして石越を出発。
スピードを上げていくにつれ、遠ざかるくりでんの架線柱…
――それが私の見た「くりでん」の最後となりました。
一ノ関には12:19に到着。写真は省略しましたが701系でした。
同時に売店で昼飯調達。ゆで卵とカイロ、パン2種を購入しました。
さて、これから乗るのは大船渡線です。

普通さかり行・キハ100の2両編成。
車内はクロスシートで、両側に2列となっています。
私はそのひとつに座りました。

窓の外には455系が留置されてましたが、汚れ具合や張り紙から察すると廃車になるもののようです。
ほどなく発車。
2両のワンマンというと先ほどのくりでんと似た構成ですが、こちらはJR。
車両はくりでんよりも大きく、余裕がある作りになっています。
ついつい座席が気持ち良かったので、何駅分か寝てました。
道中の写真は駅名板ばっかりなので省略して、まずはサクッと気仙沼到着。

プラグドア方式がイカしてます。キハ35みたい。
次は気仙沼線に乗り換え、小牛田を目指します。
ランナーはキハ48。

車内は1列2列のクロスシートになっており、1列席は座面が外れるというビックリ仕様。
知らない人が外したらビビるだろうなぁ。
そして14:36に発車。
客の少なさもあいまって、足伸ばし放題。しかし伸ばしすぎて足が痛くなりました(w。

くりでん訪問時にはみぞれも降っていた空模様ですが、志津川の辺りでは青空ものぞくように天気は回復。
また、寒さで予定よりも早くくりでんの撮影を切り上げたため、時間が余っていたのである事を思いつきました。
「女川に行ってみよう!」
確かに通常は用が無いため行かないところなので、これを機に行ってみようと決意しました。
すぐさま時刻表サイトで検索。帰って来れる事を確認したので、ルートを変更します。

列車は小牛田へ向けて快走を続けます。
私は前谷地で降りて石巻方面に乗り換えますが…。
前谷地で下車。石巻線の女川行きを待ちます。

やってきたのはまたキハ48。
車内はまぁまぁ混んでいましたが、一人ボックスシートが空いていたためそこへ。
また足を伸ばして座ってました。

石巻では十何分も停車するという、まさにローカルならではののどかさを見せてきます。
ここからは未踏区間になりますね。
石巻を出ると、住宅街から漁港へと沿線の景色が変わって行きます。
それだけではなく道路と近い距離で並走したり、時には防波堤の如く築堤を通る事も…。
なにか貨物線の雰囲気がありました。
そして終点女川に到着。

この駅舎を映した唯一の写真がボケてしまったのは痛いです…。
折り返し時間はわずか7分しかないので、すぐに列車に戻ります。

ホームは1面2線で、狭いです。

駅舎側には保存車両としてキハ40が。首都圏色は見た事ないので新鮮ですね。
行きの途中から日が暮れてきましたが、帰りはさらに暗くなってきました。
その時の車窓の風景より。



空の青と夕焼けの赤をバックに、山のシルエットがハッキリと見えていてなんだか情緒的です。
「夕闇が迫り、水面は鈍い輝きを放ち始めた…」などといった文章を作ってました。

すっかり日も落ち、石巻まではあと少し。
そして石巻に到着。
最後のランナーはお馴染みの205系です。

この車両に乗ると日常的な故に気分が日常にかえっていきます。
そのおかげか知りませんが、うとうとして寝てしまってました。
最後は下馬駅に降り立ち、1日の行程を終了しました。


今回はくりでんを旅の目的にしてみました。
去年の5月にも行っているのですが、やはりさよならは別です。
その「あいさつ」ができたので、今回の旅はよかったかなと思っています。
それではこれにて失礼。
「くりでん」ありがとう、 そして さようなら…。
24日の東京旅で18きっぷが5回分余ったので、最後のくりでんの旅に出かけることになりました。
早いうちに予定を立てて参加者を募集しようと思っていたのですが、前回の旅の疲れとバイトの疲れが邪魔して…
結局一人で出発です。
それではドラキュラおじさんが送る
「惜別くりでん・みちのくひとり旅(?)」
お楽しみ下さい。
実行日は参加者の都合を聞いて変更していたのですが、結局は廃止の1日前の3月30日になりました。
朝5時半に起床し、塩釜駅へ向かいます。

6:16 塩釜を発つ。
最初のランナーはE721系です。

通常タイプの車両にも初めて乗りましたが、放送が自動放送(首都圏タイプ)になっていたり、ドア上にLED表示が付いていたりと、車両の水準が東京にぐんと近くなったように感じました。
そして何事も無く石越で下車。
くりでんを見に来るのは4度目ですが、今日は廃止を控えているせいか、何ともさみしい感じがします。

ホームに出るといつものようにKD95型がお出迎え。

この角度からはよく見えませんが、Oh!バンデス号でした。
車両の横には「さよならくりでん90年」の横断幕が掲げられています。

数分後、短い警笛を鳴らして列車は石越駅を発車。
いよいよ最後のくりでんの旅に出発です。
廃止を目前にしたこの日は、平日の朝なのにかなりの人が乗りこんでいました。
若柳からはNHKのカメラマンが乗り込んできてインタビューを撮っていましたが、私のところには回ってこず…。
まぁ受け答えも下手なので、回ってきたら困惑しますがね^^;。
列車は小雨の中、通いなれたレールの上をガタゴトと進んでいきます。
車両もJRのものよりもひとまわり小さく、レールも規格が低いのでゆらゆら揺れて走っていますが、こんな事が体験できるのは宮城県でもくりでんだけです。
そして3つ目の有人駅・栗駒で下車。


列車の出た後のホームは、雨ということもあってガラガラです。
待合室は大きく、ベンチが6個にテーブル2個、ストーブが1個置いてあります。
また、片隅には伝言板や落し物の黒板が設置されているなど、何かと懐かしい雰囲気でした。
外は雨からみぞれに変わり冷え込んできましたが、意外と駅舎の中はストーブ1個でも割と暖かく、ベンチに座ってじっとしていればそれほど寒くありませんでした。

しばらくして上り列車も到着。
昔はM15型とかがこの窓から見えていたんだよなぁ…としばし想う。
――私が「くりでん」を知ったのは95年。
栗原電鉄からくりはら田園鉄道に変わった時です。
当時新聞に連載の特集が載っていて、「なんだこの肌色の電車は?どこのだろう??」なんて思ってましたが、近いうちに乗りに行こうと両親にせがんで連れて行ってもらったのです。
しかしその時はすでに「栗電」は「くりでん」になっていました。
新聞で見た肌色の電車ももう走っておらず、残念に思っていたのを今も覚えています。
ここからは寒い中、駅を出てコンビニを探しつつ鉄橋を見てきました。

栗駒駅外観。堂々とした感じが見て取れます。
駅を出て、そのまま直進して左に曲がり、大きい道路を進んでいきますがコンビニはありません。
さらに突き当たりで曲がってしばらく歩くと、道路橋と並んで橋が見えてきます。

それがこの鉄橋。

名前は分かりませんが、撮影ポイントとしては結構人気があったのではないでしょうか…。
私はもう寒さでガクガクだったために待てませんでした。
帰りにスーパーで食料調達。マリービスケットとかがなぜか安かったです。
ここではパンとジュース、マリービスケットを購入。
栗駒駅に帰還して10:21発の列車を待ちます。
待っている途中にちょっと遊びで撮ってみました。

模型と実物(…はありませんが、一応実物ですね)のコラボ。
特に深い意味はありませんが、最初で最後です。
そして列車が入線。KD10型です。


今まではずっとKD95型だったので、これも最初で最後の乗車になりますね。
車内はロングシートで、モケットはクリーム色です。
やはり移転してきただけあって、KD95型とは仕様が異なります。

運転席の作りは似ているようでした。
そして出発。
2軸車(レールバス)のジョイント音は「ゴットン、ゴットン、ゴットン…」という風に独特のリズムになっています。
あとボギー車ではないので車両の揺れがさらに激しくなってました。
また乗務員は各車両に一人ずつ配置され、乗り降りの誘導や運賃精算をしていました。
そうこうしているうちに列車は終着駅の石越に到着。
グッズ販売で賑わうホームから列車は引き返していきました…。
グッズ販売では金がなかったので乗車証明書のみを購入。
11:58の一ノ関行きが来るまでしばらく待ちます。
そして石越を出発。
スピードを上げていくにつれ、遠ざかるくりでんの架線柱…
――それが私の見た「くりでん」の最後となりました。
一ノ関には12:19に到着。写真は省略しましたが701系でした。
同時に売店で昼飯調達。ゆで卵とカイロ、パン2種を購入しました。
さて、これから乗るのは大船渡線です。

普通さかり行・キハ100の2両編成。
車内はクロスシートで、両側に2列となっています。
私はそのひとつに座りました。

窓の外には455系が留置されてましたが、汚れ具合や張り紙から察すると廃車になるもののようです。
ほどなく発車。
2両のワンマンというと先ほどのくりでんと似た構成ですが、こちらはJR。
車両はくりでんよりも大きく、余裕がある作りになっています。
ついつい座席が気持ち良かったので、何駅分か寝てました。
道中の写真は駅名板ばっかりなので省略して、まずはサクッと気仙沼到着。

プラグドア方式がイカしてます。キハ35みたい。
次は気仙沼線に乗り換え、小牛田を目指します。
ランナーはキハ48。

車内は1列2列のクロスシートになっており、1列席は座面が外れるというビックリ仕様。
知らない人が外したらビビるだろうなぁ。
そして14:36に発車。
客の少なさもあいまって、足伸ばし放題。しかし伸ばしすぎて足が痛くなりました(w。

くりでん訪問時にはみぞれも降っていた空模様ですが、志津川の辺りでは青空ものぞくように天気は回復。
また、寒さで予定よりも早くくりでんの撮影を切り上げたため、時間が余っていたのである事を思いつきました。
「女川に行ってみよう!」
確かに通常は用が無いため行かないところなので、これを機に行ってみようと決意しました。
すぐさま時刻表サイトで検索。帰って来れる事を確認したので、ルートを変更します。

列車は小牛田へ向けて快走を続けます。
私は前谷地で降りて石巻方面に乗り換えますが…。
前谷地で下車。石巻線の女川行きを待ちます。

やってきたのはまたキハ48。
車内はまぁまぁ混んでいましたが、一人ボックスシートが空いていたためそこへ。
また足を伸ばして座ってました。

石巻では十何分も停車するという、まさにローカルならではののどかさを見せてきます。
ここからは未踏区間になりますね。
石巻を出ると、住宅街から漁港へと沿線の景色が変わって行きます。
それだけではなく道路と近い距離で並走したり、時には防波堤の如く築堤を通る事も…。
なにか貨物線の雰囲気がありました。
そして終点女川に到着。

この駅舎を映した唯一の写真がボケてしまったのは痛いです…。
折り返し時間はわずか7分しかないので、すぐに列車に戻ります。

ホームは1面2線で、狭いです。

駅舎側には保存車両としてキハ40が。首都圏色は見た事ないので新鮮ですね。
行きの途中から日が暮れてきましたが、帰りはさらに暗くなってきました。
その時の車窓の風景より。



空の青と夕焼けの赤をバックに、山のシルエットがハッキリと見えていてなんだか情緒的です。
「夕闇が迫り、水面は鈍い輝きを放ち始めた…」などといった文章を作ってました。

すっかり日も落ち、石巻まではあと少し。
そして石巻に到着。
最後のランナーはお馴染みの205系です。

この車両に乗ると日常的な故に気分が日常にかえっていきます。
そのおかげか知りませんが、うとうとして寝てしまってました。
最後は下馬駅に降り立ち、1日の行程を終了しました。


今回はくりでんを旅の目的にしてみました。
去年の5月にも行っているのですが、やはりさよならは別です。
その「あいさつ」ができたので、今回の旅はよかったかなと思っています。
それではこれにて失礼。
「くりでん」ありがとう、 そして さようなら…。
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